1950年代にや行から始まる代表的なアイドルとして山口淑子が挙げられます。
1920年中国で生まれた山口淑子は幼少のころはオペラを習うなど音楽的教育を受けました。そして1938年に「李香蘭」という名で女優デビューを果たし、映画の主題歌をヒットさせ注目を集めるようになりました。
その後も映画に数多く出演しいつしか中国で人気スターとなりました。終戦後は日本に帰国し「山口淑子」として活動を開始、日本でも多くの映画に出演して人気を博し、大きな話題を呼びました。特に1950年代においては「三年」「梅花」「小時候」などのヒット曲を飛ばし、1950年代を代表するアイドルにまでのし上がりました。1960年代以降はワイドショーなどにテレビ出演したり、政治家として活動するなど多方面で活躍。
惜しくも2014年に他界しましたが、その独特の歌唱力や演技力に多くの人を魅了し、今なおファンから愛されている存在となっています。