1960年代にもっとも輝いていたツンデレ系アイドルと言えば、加賀まりこでしょう。デビュー以来、自由奔放な言動で世間を騒がせ、「小悪魔」とも呼ばれました。
大映の映画プロデューサーを父に持つ加賀まりこは、東京都出身です。路上スカウトを経て1960年、16歳の時にテレビドラマ「東京タワーは知っている」で芸能界デビューを果たしました。可愛らしさと美しさを兼ね備えた抜群のルックスで多くの男性を魅了。「和製ブリジット・バルドー」とも呼ばれ一躍大人気となりましたが、自由すぎる発言が「生意気」と受け取られることもありました。
膨大な仕事量と週刊誌の憶測記事に嫌気がさし、20歳の若さで一時休業。単身パリに渡って充電し、半年後に舞台出演で芸能界に復帰しました。
その後は女優業に目覚め、長年にわたり年齢にふさわしい役どころをこなしています。