1960年代後半にGS(グループ・サウンズ)ブームが巻き起こり、ザ・スパイダースやザ・テンプターズ、ザ・ゴールデンカップスなど数々の人気GSバンドが誕生します。
その中でもザ・タイガースは特に人気があり、ボーカルのジュリー(沢田研二)はその端正な顔立ちと、甘い歌声から当時の女性ファンを熱狂させました。
歌だけではなく演奏力も兼ね備えており、「花の首飾り」や「シー・シー・シー・」など次々とヒット曲を飛ばしました。また、雑誌やTVにも取り上げられ、彼らの主演シリーズ映画も放映されるなど人気はますます上昇していきます。京都で音楽好きの少年たちが集まって結成されたエレキバンドでしたが、1970年には解散します。
活動はわずか3年ほどでしたが、ザ・タイガースのもっとも輝いていた時代でした。