名前がま行から始まる1970年代の代表的なアイドルは、1971年6月に「17才」でデビューした南沙織です。
沖縄出身の南沙織は、両親は日本人ですが地元のアメリカンスクールに通っていたため、日常的に英語を使っていたこともあり、同年代の女性に比べ洋楽との距離感が近い環境にありました。
沖縄のテレビ番組でアルバイトをしていたところをスカウトされ、デビューシングルの「17才」は当時元祖アイドルとして異例の大ヒットを記録、日本レコード大賞新人賞に輝くとともに紅白歌合戦出場も果たしています。
以降も「潮風のメロディ」や「純潔」、「色づく街」などスマッシュヒットを重ねましたが、進学のため1978年に引退を表明し翌年結婚、1991年に再び歌手業を再開しました。