1980年代に踊りがうまいアイドルとしてもっとも輝いていたのは、「ダンシング・ヒーロー」で有名な荻野目洋子です。
荻野目洋子は女優の荻野目慶子を姉に持つタレントで、1977年金田一耕助シリーズの映画「獄門島」に出演したほか、小学生の頃に「ミルク」というグループの一員として歌手デビューを果たします。
ソロとしてのデビューは1984年ですが、当初はなかなかヒット曲に恵まれず、世に知れ渡るきっかけとなったダンシング・ヒーローは1985年のリリースです。ダンシング・ヒーローはアンジーゴールドがリリースした洋楽「Eat You up」のカヴァー曲ですが、テンポの良いダンスミュージックが流行していた時代にマッチし、紅白歌合戦初出場も果たしました。
その後も「六本木純情派」や「湾岸太陽族」などアップテンポの曲をリリースし続け、踊りがうまいアイドルとして活躍、近年は80年代ブームに乗り再びテレビ出演が増えています。